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『ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ』感想レビュー※ネタバレ注意

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映画情報

邦題:ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ
原題:ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ
公開年及び国:日本(1990年)
上映時間:60分
監督:西尾大介

<キャスト>
孫悟空、孫悟飯:野沢雅子
ピッコロ:古川登志夫
クリリン:田中真弓
ブルマ:鶴ひろみ
亀仙人:宮内幸平
チチ:荘真由美
Dr.コーチン:矢田耕司
キシーメ:岸野幸正
エビフリャー:山口健
ミソカッツン:郷里大輔
Dr.ウィロー:中田浩二

<概要>
悪の科学者Dr.コーチンは、ドラゴンボールを使ってDr.ウィローを密かに復活させた。しかし居合わせた悟飯とウーロン、そしてピッコロが巻き込まれてしまう。悪の科学者たちは、脳だけで生存しているウィローのために最強の体を欲し武天老師を拉致するも、期待外れと判断。そして現在の最強は悟空と知り、その矛先を向けるのであった。

こんな人にはおすすめ!&おすすめしない!

<こんな人におすすめ>
・アクションや戦いが観たい
・ドラゴンボールが好き、ピッコロや悟空が好き
・原作にないストーリーを観たい

<こんな人にはおすすめしない>
・昔の映画の演出技術の低さが苦手
・ベジータ等のレギュラーが欠けると嫌
・原作にない設定が嫌い
・キャラソンが嫌い

評価

【個人的な評価】

ストーリー
★★★★★☆☆☆☆☆

画面映え
★★★★☆☆☆☆☆☆

ユニーク
★★★★★☆☆☆☆☆

界王拳を使っているのでベジータ襲来後だと思うのですが、ベジータの出番はなしです。手下の敵に個性がないのは微妙ですが、敵に操られたピッコロと悟空のバトル等なかなか面白いところです!

【ネットなどでのおおよその評判】

・アクションがいい
・悟飯とピッコロの仲の良さがいい
・ウィローの悪役感が良い

・キャラソンが苦手
・敵の手下に個性がない
・ウィローの外見がつまらない

どうやらウィローについては賛否両論のようです。気味悪さがいいというのもあれば、よくあるSFの敵という意見も。ただ、この映画の好き嫌いのネックの一つは後述のキャラソンだと思います。

あらすじ

何十年も前に不慮の事故で死亡した悪の科学者Dr.ウィローが、ドラゴンボールで復活してしまいます。それに出くわしてしまったウーロンと悟飯はうまく逃れますが、ピッコロは捕まって洗脳されてしまいました。脳だけの存在であるウィローは最強の体を探しており、武天老師を拉致するものの現在のチャンピオンは悟空と知ります。悟空の体をゲットするために洗脳したピッコロを差し向けますが、最終的には強靭なメカボディで悟空に襲い掛かってくるのです。

見どころ① すごい有名な挿入歌『ピッコロさんだ~いすき』

この映画は、有名なキャラソンが入っているんですよね。悟飯とピッコロさん好きな人ならたいてい知っていると言われている有名な歌です。『ピッコロさんだ~いすき』といいます。

実はキャラソンを聞くの苦手なタイプでして、いつもなら絶対聞かないんですが今回勇気をふりしぼって聞きました。絵は可愛いです。小さいピッコロさんの後を悟飯ちゃんがついて回るんですよ。それはいい。でも…なんでこんな可愛い感じの歌なのに、最後ピッコロさんがナッパにやられて死ぬシーン入れるんだよ…

その不思議な流れと、バトル漫画とは思えないキャラソンの独特さに好き嫌いがかなり出ます。

↓歌詞ここで見れます。

ピッコロさんだ~いすき/野沢雅子(孫悟飯)-カラオケ・歌詞検索|JOYSOUND.com
「ピッコロさんだ~いすき/野沢雅子(孫悟飯)」の歌詞・楽曲情報。歌いたい曲や歌詞がすぐに見つかるJOYSOUNDのカラオケ楽曲検索です。曲名・歌手名・番組名だけでなく、ランキングや特集などから簡単に曲を探すことができます。さあ、歌いたい曲を...

見どころ② 悟空とピッコロの距離感

昔の映画ですので、まだ悟空のライバル枠がベジータじゃなくてピッコロなんですよね。だから助けてはくれるけれど、悟空とはちょっと距離感を開けてくるんですよ、ピッコロ。

あと悪の心をコントロールされたピッコロが洗脳されて敵として出てくるんですが、悟空とピッコロって大魔王編の後のラディッツ来る頃には共闘しちゃってるんで、武闘会以降はなかなか殴り合いしないんですよ。貴重な映像です。悟飯を殴るピッコロさんを悟空がかばったりするんですよね。

そういえばこの映画のピッコロ、顔がわりと大魔王っぽい感じなんです。大きさも2メートルないと思うので、これまだ成長途中のマジュニアなのかもしれません(ピッコロは226センチあるはず)。悟空のことも孫呼びだし、一人称も俺様でしたし。

因みにウィローって界王拳で苦戦する相手なのに、ピッコロ、魔貫光殺砲撃たないんですよ。ラディッツ戦の時に「この技は悟空を殺すためのとっておき」とか言ってましたが、時系列的にもうベジータ来た後(悟空が界王拳を使っている)だと思いますので、隠す必要ないのに何故?!と思いました。ただ、あの技って隙がやばいんで悟空のことをそんなに信頼していなかったのかもしれませんね。そんな微妙な距離感の悟空とピッコロさんが見られます。

感想・考察

昔の映画観ていて思いますが、「ピッコロ」のイントネーションがピ(第四声)ですね。最近ではピ(第三声)が多いのに。それになんか懐かしさを覚えてしまいました。

さて今回の映画ではウィローというヤバイ科学者がピッコロさんを洗脳、亀仙人もブルマも誘拐されてしまうという状況で悟空、孤軍奮闘です(一応悟飯ちゃんはいるけれど)。映画版だとクリリンってギャグ要員なのかそんなに役に立ってくれないんですよね。連絡が取れないのか天津飯いないし。やっぱベジータがいないって戦力不足えぐいんだなって思います。

この映画も他の古い映画に漏れず時系列がぐっちゃになってしまっているわけですが、界王拳を習得しているので多分ベジータは来ていて、かつナメック星にはまだ行ってないけどピッコロさんが生きているという不思議な状態です。細かいことは気にするな。

ピッコロと悟飯の仲は良好のようですが、まだ孫家に出入りしている感じではないですね。悟飯は家に帰って勉強しててもピッコロさんのことばっか考えているんですが(この時、上記で紹介したキャラソン出てきます)、チチはまだピッコロさんに悪い印象がある時期のようで、ピッコロさんのことを話題にすると心配されるどころか「まだピッコロなんかと会ってるだか!」と怒り出します。

余談ですが、チチと悟空が天下一武闘会で戦う有名な試合あるじゃないですか。あれ、一番最初にピッコロさんが見た悟空の試合なんですよ、たしか。「お前の実力を見てやる」とかいって見た試合が「おーっと、孫選手なんと、結婚してしまいましたーー!」だからな…屋根の上で試合見ているピッコロさんと悟空とチチが同じカットに入るんですが、その度に「このナメック星人、このカップルの子供の師匠で孫のベビーシッターなんだよな…」と思うと笑いしか出てこなかったぞ。

さて今回の敵は雑魚の手下が3人、Dr.コーチンとDr.ウィローなのですが、ガーリックJr.の映画とはちがって、雑魚に個性が全然ありません。界王拳使って倒している敵なのでナッパよりは強いと思うんですが、もうちょっと面白い性格あったら良かったのに(あるいは、界王拳なんか使わなくてもいい雑魚敵に悟空がオーバーキルしたかです。かわいそう)。

そんなこんなで脳だけしかないウィローが地上で一番強い肉体を欲しているという話が出ます。ウィローが生きていた頃には亀仙人が最強だったのですが、今や最強は弟子の悟空です。「じゃあそっちにしーよう☆」ということで洗脳したピッコロさんを悟空に差し向けます。

でも思ったけど、その悟空とわりとタイマン張れて飲食の必要もなく、寿命も長くて再生機能もついてるナメック星人のボディに見向きもしないの面白過ぎる。ウィロー、ろくに調べもせんとピッコロさんを手下にしてたんでしょうね。ピッコロさんのこと男って言ってたし(ナメック星人は性別ないです)、パンパンすらしてないんやろな。というか、ウィローは生身にこだわりますが、界王拳じゃないとダメージ通らないボディがあるならそれの方が絶対よくね?!

ところでピッコロさんは正気を取り戻すと、ぶっ倒れた悟飯ちゃんを空中キャッチで抱えて安全地帯にそっと運んでくれます。優しい。そしてブルマがピッコロさんにめちゃくちゃびびっているのが懐かしすぎる。

↓最近の映画だとブルマにめちゃ怒られて触覚しょげーんってなってたのにな…

ちなみに悟飯とピッコロさんの共闘もありますよ。ピッコロさん、昔の映画だとまだクールぶっている時代なんで、悟飯悟飯言わないところが新鮮です。弟子にめっちや肩入れする微笑ましい師匠の姿も勿論人気ですし、好きなんですが。

戦闘後には「やったなーピッコロ!」とか悟空に声かけられるんですが、「けっ」とか言わずに「ご飯はよくやった」って弟子を褒めて去ります。悟空とは仲良くないけど悟飯は好きっていう微妙な距離感の時代がいいですね。

その他、ピッコロさんが出る映画とか

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