金柑は!真冬でないと手に入らないレアスイーツなんだぜ!!
今までこちらの素晴らしすぎるタルト本『いつものフルーツが絶品になる 型いらずの田舎風タルト』で遊びに遊んできたわけですが…こちらの本、実はタルトとしてはあまり聞かないフルーツのタルトなんかも載っていたりするんですね。
たとえば…金柑である。
金柑ってジャムになっているのとかはよく見かけるんですけれど、タルトに乗った状態で販売されているものって、今まで見たことないんですよ…!ケーキ屋とかでも全然見ないもんな。
金柑は味が万人向けとは言い難い大人のビターさがあります。売れ筋ケーキになるのはちょっと難しいし、ていうかそもそも金柑自体が真冬にしか出回らないフルーツである&出現時期がいちごと大々的にかぶってしまうという事情からお店でなかなか見かけないのかもしれない…知らんけど。
さて、今回はそんな金柑を使ったタルトが自宅で作れてしまうということで、「これどんな感じになるんやろ?!」という好奇心のもと、早速作っていくことにしました!
材料ですが、生地とダマンドは以前に作った柿タルトと同じものです。いつもタルト2台分の生地とダマンドを作成し、1台分は冷凍保存しているんですよ。そうなんです、この生地とダマンドは冷凍保存がきくんですよ!
ところで自分は金柑を使った料理って作ったことがないので、かなりドキドキです。初金柑なんですよね。だから選び方とかが全然分からなくて、「バナナと一緒でできるだけ青いものを選ぼう!」と思った結果、緑っぽい金柑を選んでしまいました。
本来は形がよくて、できるだけオレンジでつやつやしているやつを選ぶらしいです!
せっかくのフルーツなんだからいっぱい乗せちゃおう~♪←あんまりおすすめしない…
さて、今回は生地もダマンドもありますから、すぐに準備が整いましたよ!なお、ダマンドに入っているお茶っ葉はほうじ茶です。金柑って和っぽいフルーツだから結構いい感じになるんじゃない?!という期待もありますね。
そしてあとは!思う存分金柑を乗せるんだぜ!!
ちなみにゴリラは何も考えずにこんな感じでいっぱい金柑を乗せましたが、実はこれレシピとは使い方が違います!本来ともっとお上品に金柑が散りばめてありますよ!
フルーツは乗せれば乗せるほどいいと思っていたんですけれど、金柑においてはそれは違うので、ちゃんとレシピどおりに適度な感覚で置いたほうがいいと思います。
ちなみに金柑は小ぶりの柑橘であるため種を撮るのが難しいんですけれど、ぷちまるという品種であれば全然種がないのであまり苦労しなくて済むらしいです。
さて、包んでみたら「あれ?なんか金柑がゴロッゴロしてる…これ、もしかして多いんじゃないか?!」とようやく気づいた類人猿ですが、こうなってしまった以上、もう焼くしかありません。
原始人がお手製の布袋にいっぱい頑張って木の実を集めたみたいになっていますが、果たして金柑タルトはどうなってしまうのか…?!
意外にも大丈夫!想定されていた味とは違うかもしれないけれど!
うっかり欲張ってレシピのいうことをきかないとかいうチンパンジー並のミスをしてしまった原始人による金柑タルトですが、一体どんな感じに焼けたのかと言うと…
大体こんな感じになりました!!
これ、ちょっと焦げてしまっていますけれども、実は匂いとかは全然悪くないんですよ!それに、あんだけ金柑が重なりまくっているにも関わらずちゃんと中まで火が通って柔らかくなっております。
でも問題は結局、香りではなく味ですからね。いざ実食!!🍊🍊
いや普通にうまいんだが?!
まずマーマーレードというか、ドライオレンジとかの柑橘独特のほろ苦さが意外にも全然大丈夫なんですよ!もっと激苦になっているかと思ったんですが、全く問題なかった。むしろ香ばしいほうじ茶と合うんですね。今回はほうじ茶使ったけれど、これ紅茶でもいけるんじゃないか?
ちなみにほろ苦さを緩和するためにクリームチーズを横に乗っけると、もっと美味しくなるよ!クリームチーズのまろやかさよりも、酸味を引き出す感じがあります。それがマーマーレード系のほろ苦さをした金柑ととてもマッチしてます。
ていうか、実はクリームチーズって本来はタルトに乗せて焼いてるはずなんですよね。普通にそれすら見落としているという…くそぅ!次は忘れずに乗っけてから焼くぜ!
今回は調子こいて金柑を盛ったためさすがに失敗を覚悟したんですけれど、意外にも普通においしかったですね!ただ、金柑のほろ苦さには好き嫌いがそもそもありますので、あれだったら砂糖煮にしてもっとジャムっぽくしてから乗っけるのもいいかもしれません。確実にもっと美味しくなると思う…!これはポテンシャルあるよ!
みかん系のタルトって結構おいしいから、今後もいろいろな品種とかで試したいですね!
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