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今が人生で一番若いのです『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』ジュリア・キャメロン

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アメリカで大人気! 年を取った時に見つめる自分の姿

自己啓発本というと、若い人たちに向けて「将来、夢を叶えるためには今動こう!」みたいな内容のものが多いことかと思います。「この年齢でこう動けば、賢い人生が送れる!」みたいな感じだったりもしますよね。

ですが、30年で400万人に読まれたというこのベストセラー本は、若い人達を叱咤激励する本ではありません。仕事を辞めて老後の生活を送る人達の背を押す本です。なので、いい本ではあるのですが、読む前に想定されているいくつかのことを念頭に入れておかなければならない本でもあります。

1.想定されている読者層のほとんどは若者ではない

まず、この本において想定されている読者層は、「定年退職したシニア層かつ、無趣味で日常に虚しさを感じている人々」がメインだと思われます。特にアート系の趣味を勧めるタイプの本なので、シニアではない且つアート系の趣味を既に持っているタイプの若者にとっては、とっくに乗り越えた過去の体験や、既に行っているワークが多くなってしまいます。

実は自分がそれに該当してしまいまして、あんまり感動しなかったという悲しさがありますので、最初に触れておくことにしました。ただ、後ほど述べますが、全く実りがないわけではありません。この本にはご年配の方々の体験談がたくさん記載されているのですが、歳を取っているからこそもたらしてくれる学びがあるのです。

2.12週間かけて自分の内面と向き合っていくワークブックである

ビジネス本とか啓発本って、早くノウハウを得たいことがほとんどだと思います。そのため、ついついスピード重視で読んでしまいがちです。ところが、この本は12週間かけて己を見つめ直しましょうというワークブックになっておりますので、さっとすぐには読めません。

また、読んでいると分かりますが、似たような話や実例が何回も出てきます。一気読みしていると「もうそれ読んだ…」となってしまうんですよね。ですが、本来は一週間に1ワークしか進めない本であると考えると、重要な話を何度も行いインプットさせるというのは不自然ではないんです。ただ、本が想定している読み方と、本を早く摂取したい若者との間で齟齬が出るのです。

3.スピリチュアルな話に親近感を感じない可能性がある

中に、結構スピリチュアルな話が出てきます。こういった話題が大嫌いというタイプの人ですと、肌に合わない可能性が高いです。また、多少スピリチュアルな話でも大丈夫という人であっても、困惑する可能性があります。そもそもスピリチュアルなものを感じる方法には個人差が出るので、色んな体験談(例えばウォーキングで宇宙と交信している等の話)を出された時に、実感がわかないんです。実用書の類なのに、上位の存在を感じるための具体的な瞑想方法とかがないんですよね。

↓若干スピリチュアルな話が入りながらも、ちゃんと瞑想方法を教えてくれてHPで音声も配ってくれるタイプの実用書もあります。これを先に読んでいたので、なおさらそう感じたのかもしれません。

ただ、何故スピリチュアルな話を述べるのか、ということについては心当たりがあります。先述したように、そもそもこの本の読者として「定年退職したが、仕事一筋で生きてきたのでこれから何をしていいのか分からない」という人物像が想定されています。

つまり「指示してくれる誰か、やるべき何か」を失った人々の中に「導いてくれるスピリチュアルなもの」を作り出すことにより、行動しやすくなるのではないかと思います。

個人的には、生徒の実例体験談がかなりの幅を占めていることが一番読みづらい原因だった気がします。とにかくメソッドが分かりにくかったのです。しかし、年取った世代からすると、「自分よりも年上なのにこんなことができる人がいるんだ」という経験がたくさんあると勇気づけられるという効果があるんじゃないかなと思いました。

では、若者にとって学ぶべきことなどない本なの?

実は、そんなことはありません。特に「成功のメソッド!」の部分よりも、老齢になってチャレンジして幸せを掴んだ著者や生徒たちだからこそ分かる、「挫折の瞬間」を教えてくれるのはかなり価値があると思います。いっぱいあるんですけれど、私が印象に残ったものをいくつか紹介します。

・人は何かを始める時、初心者になりたくないと思う。
歳をとってしまうと、初心者になるのがしんどいのです。さらに、ネット上では自分よりずっと年下の子たちが才能を花開かせて賞とかもらっているのを目の当たりにしてしまうわけですから、なおさらなんですよね。「出遅れて大成しないのにする意味があるのか?」と思って新しいことをしなくなってしまうのです。

・創造性の敵は、自信を失うこと
上記のように自分が自分のことを否定してしまうこともありますが、実は友人や家族などから何気なくブレーキをかけられることもあります。自分も趣味が多くて、「やめときなよ、お金の無駄じゃん」とか言われたことありますよ!

でも、駄目なら駄目で『向いてない』ことが分かるからいいじゃないですか。やってみれば向いてなかったと納得できますが、やりたかったと思いながらしなければ『あの時やっておけば…』と思いながら年を取ってしまいます。それが、一番嫌なんです。

始めは「できるかもしれないな!」という自信と共に挑戦していいと思うのです。向いてなかったらなかったで貴重なデータになるし、三日坊主になったとしても、10年後にもう一回したくなるかもしれない。だから触っておくことに意味はあると思うんですよね。

・影のアーティストになってしまっていないか?
影のアーティストとは、自分にやる気があるのを知りながら、何もしない人のことです。実行せず、夢を夢で終わらせてしまう人のことですね。作家志望の人がコピーライターとか著作権エージェントに落ち着いたり、美術家志望の人がギャラリーオーナーとかデザイナーに落ち着くといった具体例があります。

彼らは人を見て「いいなあ、あんな感じに成功したいなあ」と言いながら、自分がやりたいジャンルにおいて他人の作品に批判的です。でも、思い切って作品に挑戦すると、突然批判的でなくなるのです。

・宇宙とつながるというのは…
本当にスピリチュアルなパワーがあるかどうかは置いておいて、おそらく無意識化の自分が認識しているものに触れるということだと思います。

無意識の自分ってなんやねんという感じですが、幼い頃にイマジナリーフレンドとかがいた人(わりと多いそうです)なら、分かりやすいかもしれません。自分の脳が作り出したもののはずなのに、自分が全然予測できない動きとか話をするんですよ。そういう、自分の認識していない脳の部分がインスピレーションをもたらすということだと思います。

※ところで大人になってもイマジナリーフレンド的なものを作る方法があると聞いたことがありますが、本当に自分とは別意識のものが喋りかけてくるそうですね。イマジナリーフレンドがいた経験から述べますと、彼らがもたらすのは良いことばかりじゃないんで絶対やめた方がいいと思いますが…

実際に自分がしていたこと

本では実演のためのワークが紹介されていますが、そのうちのいくつかに関しては、実は自分は似たようなことを既に行っていました。ちょっとそれを紹しておきますね(勿論、ここに書いていないワークもたくさんありますし、自分のしていることとワークの内容は一致していません。参考までに)。

・日々の記録をつける

実は、日記とは別にスケッチブックを持っています。これには面白い夢とか、眠る直前に思いついたこととかを書いておくようにしています。絵を描くことがあるので、普通のノートではなく白紙のノートを使っておりますね。使用する筆記用具は鉛筆が多いです。ボールペンとかのインクが強い筆記用具だと、書き終わったことがやたら目に入ってきて、書くことに集中できないんです。

外出の際にも、思いついたことをメモするための小さいノートをかばんに入れていることがあります。外では文字を思いつくことが圧倒的に多いので、線が入っているやつを使います。このツバメのミニノートがほんとに良くて、近所の文具屋から買い占めました。小さいメモタイプで縦書きってなかなかないんですよ。

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また、日記については別記事で紹介予定ですが、3年日記という日記帳を使用しています。日々のできごとを書くのは勿論のこと、こちらにはその日のメンタルコンデイションなんかも記録するようにしています。

・出掛ける

普段とは違う景色のところに出かけることは、脳にかなりいい刺激を与えるらしいですね。本では植物園とか動物園とかに行くのをおすすめしていましたが、その手の施設は場所が町中から遠く、しかも結構入場料がかかりますから頻繁に行くのはちょっとしんどいと思います。

自分がよく行くのは、輸入雑貨の店、ホームセンターのDIY売り場、美術館、図書館、文具屋、画材屋です。何か思いついた時に、「よし、これ買って帰ろう」と思いつきの現物を持ち帰ることもできます。また、住んでいるところは海が近いので、海が見えるカフェとか行ったりしますよ!テラス席とか最高ですね。

・スポーツ

人間の脳は、何をするかによって使う箇所が異なります。そして、同じ場所をずっと使っていると疲労してしまうんですね(詳しいことは別記事で紹介します)。普段から本読んで勉強して…と思考や視覚ばかりを使って生活しておりますから、脳の運動する部分を使ってリフレッシュすることがあります。

おすすめはランニング!そしてダンス。ランニングに関しては夜走るのがちょっと怖いので、ジムで走るようにしています。最近のジムはwifi通ってますから、音楽を聴きながら走れますよ。でもジムまで行くのがめんどくさい時には、switchのJust Dance2020を使っています。

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これ、ほんといいですよ!リングフィットと悩みましたが、やはり音楽があるのがいいですね。読書や勉強では運動だけではなく聴覚も訛りますから一石二鳥です。

2020以後、2023までソフトは発売されているのですが、自分は2020の曲が一番好きでした。何の曲が入っているのか確認し、一番好きそうなソフトを買った方がいいですね。因みに、月殻400円くらいで今までリリースされてきた曲全てを踊れますので、実はそれがおすすめです。昔のwiiとかに収録されていたものとかも踊れるはずです。

挑戦してみる価値はある

自分があからさまに想定読者層と解離してしまったため、「ものすごく感動しました!」「人生、変わりました!」とまではならなかったのですが、この本は人によっては強い感銘を受けると思います。年配の方が読めば「まだまだ頑張れるぞ!」と勇気づけられますし、若者が読めば「年をとっても頑張れるのなら、今から頑張っていこう!」とさらに力が高まります。

ただ、向き不向きがあると思いますので、初めは図書館で借りて一週間ほどワークを行ってみて、向いていたら購入という方法がいいかもしれませんね。

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