シャインマスカットって焼きタルトにしたらどうなるの?
去年からフルーツタルトの本にめちゃくちゃハマってしまい、ひたすらにタルトを作るタルト焼き類人猿と化してしまったゴリラですが…実は新年明けて早々、もう既に3枚くらいタルトを焼いています。いやこれ、ホントに楽しいんだって!
ところで以前に「シャインマスカットが安くなっている!」ということでシャインマスカットのタルトを作った記事をあげたのですが…
実は今回のお話は、その頃に作ったタルトのお話になります。結構前の話なんですけれど、あまりにもタルトを頻繁に作りすぎてしまうため、ブログに上げるのが間に合わないんです…!でもせっかく作ったタルトなんだから、時差あるけどどんどんブログには上げていきましょう!
そして今回はどういうタルトかと言いますと…なんと、シャインマスカットを焼きタルトにしたらどうなるのか?!という挑戦になります!!
これはさすがにしてる人いないんじゃないか?!一房1000円もするような高級葡萄を焼いてしまうってかなりのレアケースですからね。自分も、シャインマスカットが豊作の年でなかったら絶対やってないです。そんな勿体なさそうなこと…!
あの葡萄って、焼いたら一体どうなってしまうのか…!
それでは早速、シャインマスカットの焼きタルトの準備をしていきましょう!
これは期待度高いよ!だって、香りが高貴だもん!!
先ほど、「どうなるんだろう?!ドキドキ!」とか言いましたけれども、まず焼き葡萄のタルト自体は存在しています。タルトの本に葡萄を焼くタイプのタルトはちゃんとあるんですね。それを確認してから焼いておりますよ!
で、いつもどおりの生地とダマンドを準備したのですが…
葡萄を焼くタイプのタルトは、ダマンドではなくフルーツの方に茶葉をまぶすみたいなんですよ。これは初めて見ましたよ!完全に初挑戦のタイプです。
因みに使用したのは以下の茶葉です。ルピシアの秋限定の焚火という茶葉です。
結構トロピカルめのフルーツの香りがするウーロン茶ベースの茶葉ですね。このお茶、大好きなんですよ…!フルーティーというよりはフローラルって感じなんですが、不思議な味がして大好き。毎年ガンガン買ってるもんな。
ところが、結論から言いますとこの茶葉を使ったのは失敗だったかもしれない…
シャインマスカットを焼くとかいう暴挙! 果たしてその結果は…?
そして焼きシャインマスカットのタルトの完成品がこちら!!
なんか渋い色になりましたね…!因みに香りは焚火独特のフローラルさがめちゃくちゃ強いです。
あったかいタルト生地の香ばしさにそれが漂ってきて、すごく美味しそうな香りをしています!
この時点でシャインマスカットを1粒つまんでみたんですけれど、確かに美味しかった。自分は「これ玄米茶アイスみたいな和風スイーツに2粒くらい乗っていたらうまいだろうな」と思いました。
つまり、おとなしそうなものに乗っていたらちょうどいいかも!みたいなパンチがあるわけですね。たった1粒で。ところがこのタルト、その大粒が大量に乗っているんですよ…
多分これ…人を選ぶ味してる…
では実食していきましょう!
色が加熱でけっこうくすんでしまいましたので、今思えば白いお皿じゃなくて渋めの和食器とかに載せたら良かったかもしれない。タルト1枚あたりに10粒くらいのシャインマスカットが含まれているという、豪勢なタルトとなっておりますが…!
うーーーーーーん…………
こ、これは…かなり人を選ぶ味をしていますね…
というのが、まずシャインマスカットと聞いた時のイメージの味と、実際焼いた時の味がまあまあ乖離するんです。よく言えばホットオレンジのような優しいジューシィさ、悪くいえばフレッシュさがなくなる、みたいな。
でもまあそれは個人の好みがあるからいいとして、問題は茶葉なんですよ…
どうやらこの焚火という茶葉、焼くとものすごく香り高くなってしまうみたいなんです。そのため、タルト全体からシャインマスカット本来の味を押しつぶすほどのフローラルな香りがしてしまうんです…!しかも茶葉をまぶした葡萄の粒全てからそのボディブローみたいな香りが漂います。や、やべぇ…!
そもそもこの茶葉自体が実はわりと好き嫌いを生むタイプの味をしておりますから、これ大人しくフレーバードじゃない普通のお茶を使って作った方が良かったかもしれない…!自分が好きな茶葉を入れてしまったが故になんか失敗した気がする…!いや、食べられないほどではないんですけれど、成功とは言い難いよこれは!
あるいは、そもそも茶葉を入れない方が良かったかもしれませんね。焼いた時にシャインマスカットの味の威力が若干落ちた気もするんだよな…
やはり、シャインマスカットはそのまま使った冷製タルトにした方がいいと思うぜ…!!
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