見たことも聞いたこともないタルトを見つけてしまったぞおぉ!
これ常々親族とかにも話しているんですけれど…去年からあまりにタルトが簡単に焼けてしまうようになって、めちゃくちゃタルトを作るタルト焼きマシーンと化しています。自分でも何でこんなに飽きないのか不思議だし、まだこの本で作れてないレシピいっぱいあるんだよなあ…!
しかもそれだけではなく、なんと粉糖とアーモンドプードルをキロ単位で購入するとかいう業者のような買い物までしてしまいました。一般家庭にある量じゃねーもん、これ。
今まではカルディで買っていたんですけれど、信じがたいほどすごい勢いでバカスカとタルトを焼いてしまうため、業者買いした方がコスパがいいということに気づいてしまったんですね。
因みにケースはニトリのストッカーの2.5Lがちょうどいい感じです。多分、1Lのストッカーではサイズが足りなくなるんですよ…!このストッカー、マジでお手軽に開閉できるし湿気をしっかりガードしてくれるので、ホントおすすめ。
ところで本題に入りますと、この度タルトのレシピ本ですごい気になるタルトを発見してしまったんですね。その名も、柿のタルトです…!
柿をタルトにしていること自体がまず珍しいんですけれど、なんとこの柿のタルト…焼きタルトなんですね。柿ってオーブンで焼くことってあんまりないじゃないですか。これ一体どうなるんだ?!と思って作ってみることにしたのです…!
柿のタルトの具を準備していこう!見たことのないカットで柿を切っていくぞ!
ということで準備しましたのがこちらの柿です。なお、柿を選ぶ際には種のないタイプの柿を選んだ方が圧倒的に処理しやすいです。今回は種の入ってない柿を買ってきましたよ!
あと、できたらあまり熟してない方が切りやすいかもしれません。水分が多いと、タルトで包むときにもダマンドがぐちゃぐちゃになってしまったりするので…
ダマンドに入れるのはこちらのほうじ茶!タルト自体がとても香ばしい香りになりますし、柿のタルトはおそらく和風寄りのタルトですから、きっとうまいことマッチするに違いない。
柿はオレンジみたいにスライスしていく感じになるんですけれど…今まで生きてきて柿をこんな感じのスライスにしたことって生まれて初めてなんだが?!柿って水平にカットすると星模様が出るんだ…ということも初めて知りました。なんか、全く知らない南国のフルーツみたいに見える。
さて、あとはこのほうじ茶をすりつぶして粉砕したらOKですね!因みにこの前知ったのですが、こういうお菓子作りの過程で生地用の茶葉を砕く時って、ミルで砕く→茶こしで厳選みたいな流れになるらしいです。
でもミル持ってないので、いつもラップで包んで麺棒をぶん回して暴れ狂って粉砕しています。たまに猫が「どしたんコイツ…」みたいな目で見てくることがありますが、気にしたら負けです。
柿のタルトを包んじゃおうぜ! しかもダブルでな!
では準備も終わったところでタルトを包んでいきましょうか!タルト作りの中でこの瞬間が1番楽しいんだよな。包まれたばかりのタルトって美しいもんな。
まずはほうじ茶のダマンドを乗っけましょう。そういえば今まで紅茶とほうじ茶はダマンドに混ぜたことがあるのですが、麦茶とか緑茶とかって混ぜたことないんだよなあ…でも混ぜてみたらおいしい可能性あるよ!
実は毎年夏になると、ルピシアではりんご麦茶とかパイナップル麦茶というフルーツ麦茶を売っているんですね。それ混ぜるの、普通にありだと思うんだよ…!
それから柿を乗っけていくのですが、まずは熟してて切りそびれたやつの破片を乗せておきます。勿体ないもんな、この破片。絶対おいしいパーツだし。
そして!メインの柿パーツをぎゅうぎゅうと乗せていきましょう!
それを優しく包んだら…おおお!これなかなかに美しいですよ!普段こんなに1ピースがでかい果物をタルトに使うことってないんで、なんかワクワクしますね!
因みに今回、柿がたくさんあったので実家に持っていく用でタルトを2台用用意してあります。タルトを同時にダブルで焼くのは初めてですが、これどうなるんでしょうか…?!
すごい不思議な味がするぅ! 可能性の塊、焼き柿タルト!
さて、タルトが焼き上がりましたよ!
ウワー!柿ってオーブンで長時間焼いたらこんな感じになるのか…!
もう1台の方はこんな感じ!双方ともにちょっと焦げ目がついて、やはり柑橘類同様にぎゅぎゅっと縮みますね。山盛りに柿を乗せていて正解です。スキマがあると見栄えがちょっと悪くなりますので…!
業火で焼いておりますので、当たり前なんですが表面はわりと水分が飛んでしまっているように見えます。しっとりタイプのタルトがいい!という方ならもっと熟している柿を軽くキッチンペーパーとかで水切りしてから使うとかいいのかもしれない。今回の柿はわりとしっかり硬いやつだったんですよね。
では、実食しましょう! 焼き柿タルトって、どんな味がするんや…?!
確かにうまい!うまいけれど、すごい不思議な味がする…!!
硬い柿を使ったせいだと思うんですが、まず柿からフルーツの気配が消えました。何言ってるのって感じなんですが、甘みのある野菜みたいな味がします。柿独特のもったりした甘みはないんです…!また、ダマンドにほうじ茶を使ったためかものすごく健康で優しい味がします。タルトという高カロリー罪悪感を感じるはずのスイーツから罪悪感が消え去ってるよ!!
歯ごたえは柿の種類の影響なのか、しっかりめ。そのおかげか、初めて食べる未知の野菜みたいな味がしてめっちゃ面白いです。焦げ目が入っていることもあって、より一掃ベジタブル感がするんですね。しかも普通にうまいっていう…
想像とは違いますが、これ逆に柿は苦手!って人でも食べられる可能性を秘めていますよ!もっと熟した柿を使えば和スイーツの甘みも増すと思いますので、あっさりが好きな人からがっつりスイートが好きな人まで幅の調整がきくと思います。
柿を焼くってどうなんだ?と思っていましたが、ものすごく可能性を秘めたタルトになりましたね!
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