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シャインマスカットのおタルトを焼こう!『いつものフルーツが絶品になる 型いらずの田舎風タルト』

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今年は夏頃からシャインマスカットが豊作ということで、都会でもちょっとニュースになっていましたね。田舎ではもう、みんなシャインマスカットを買い求めまくっておりましたよ!だって、庶民は普通買えないもん、あんな鬼高いブドウ。この田舎じゃあ、スローライフしているセレブが買うもんじゃん、あんな鬼高いブドウ。

それがこんなに安く買えるなんて大チャンスすぎる!ということでゴリラも例に漏れずシャインマスカット買いあさり民となったんですけれど、マジで安いぞシャインマスカット…!わりとでかいやつで1200円とかやん…小柄な奴だと700円切るやん…

これはもう、シャインマスカットタルトを作るしかない!と思い、最近愛してやまないこちらのタルト本の力をまた借りることにしました。『いつものフルーツが絶品になる 型いらずの田舎風タルト』様ですよ!

今までブラッドオレンジタルトいちじくタルトなど焼いてきましたが(ブログにもあげております)、今回は初めて焼かないタイプのタルトに挑戦しようと思います!そうなんです、こちらの本では焼かないタイプのタルトも紹介されているんですね!ワーイ!!

まずは買ってきたおシャインマスカットがこちらになります。800円いかんくらいだけど、これ縦長の容器に入ってたから実は結構量が入ってますよ。最後にタルトの完成品見てもらったらどのくらいの量入ってたか分かると思いますのでお楽しみに。

ていうか、シャインマスカットなんか普段、こんな量買わねーよ…!たまに季節もののケーキにちょろっと乗ってるのを味わって「う~ん、セレブな気分♡」とかいう貧民丸出しな味わい方しかしたことないもん!もう、カットするのも緊張するもんな。

今回も型なしタルトの本を参考にはするんですけれど、ちょっと形をより高級感漂う感じにしたいので、いつもの素朴な手包みではなくがっつりタルト型を使います。ていうか思ったけど、型に入れようとするとむしろうまく入らないんですよコレ。生地がふんわりすぎて。

これ本に書いてないことしてるからちょっと不安だけど、まあ大丈夫やろ!
あとはこうしてフォークでピケを開けていきます。

そしてダマンドを流し込みます。今回は紅茶とかのフレーバーは入れずに、そのままのナチュラルな状態のダマンドでいきますよ!後で上にレアチーズ的なものががっつり乗るからね。

そんでこっからなんですけれど…実は、フルーツごと焼成するタイプではないタルト(冷たいフルーツを後乗せするタルト)正確に何分焼こうという指示が本にはないんです。焦げないように気を付けてねっていう注意書きだけなんです。

なんでやねんと思うかもしれませんが、実はオーブンレンジってピンキリでしてその価格帯は1.5万円~10万円ほどとも言われており、当然ですがものによって火力が違います。また、使用年数や使い方によって火力が弱まったり、「何故かこのゾーンだけ焦げるねん!」みたいな個性が出て来たりします。

そのため、全体にがっつり火を通して焼き上げるタイプのタルトは「何分焼こう」とちゃんと書いてあるんですけれど、上にフルーツを乗せるタイプのタルトはダマンドが直接オーブンの火力にさらされるため繊細な手加減をしなければならず、オーブンの個性に合わせて調整する感じになります。つまり、オーブンとの親密度によって出来に影響が出ます。

マジか…!ゴリラはグリルチキンやグラタンみたいなおかず系はよく焼くんですけれど、ケーキ・タルト系はまだそんな場数踏んでないからこれちょっとどうなるか…!

とりあえず10分くらいいってみるか!

うーん、色は綺麗になってきたけれど、これはまだダマンド生焼け感があるぞ…!

ひとまず5分追加しましょう!合計15分焼いたのが以下です!

う~ん、どうなんやろ…表面はええ感じの色になりましたけれど、フォークでどつくと中がまだ不安な感じがするねんな…!レアチーズやフルーツを乗せたあとで生焼けって発覚すると問答無用で詰みますから、念のためもう5分火を入れておくか…!

ということで、合計20分焼いたのが以下です。

これは生の心配も無さそうだし、色も焦げすぎという感じではなさそうです!よしよしよしこれでいけるやろ!と思ったのですが、実はこの後アルミホイルをかぶせ、ダマンドがこれ以上焦げないようにしながらタルト生地にも火を入れるという作業が発生します。

つまり、まだ加熱が入るんです。

完全に焼き終わったタルト土台がこちらですね。写真だと分かりにくいけれど、実はこれちょっと匂いが焼き過ぎた感じがしました。あれ?なんかちょっと焦げっぽくない?!っていう香りした。

おそらくですが、フルーツを焼かないタイプのタルトでは15分くらいがダマンド焼きの理想時間のような気がします。ただ、先述のとおりオーブンレンジは個性がありますので正確に15分とはいえないところが難しいですね。とりあえず、表面は焼けてる!中はちょっと微妙だけど…くらいの感覚でいいのかもしれん。皆様が実際に作る時には、生焼けにだけは気を付けてうまいことオーブンレンジの機嫌を取ってあげてください。

次は、タルトの中身でもあるレアチーズ層を作っていきましょう!なんと今回、クリームチーズと生クリームだけでできるチーズクリームのレシピを探してきたんですね。素晴らしすぎるぅ!ただ、その動画のURLをメモるの忘れてしまいまして、しかも検索しても二度と出てこないっていう…

でも「チーズクリーム 簡単」とかで検索したらいっぱい出てくるから!大丈夫だから!

さて、動画の先生によるとこの2つの材料と砂糖を適当に混ぜ混ぜしているだけでええ感じのチーズクリームができてハッピー♪という話なんですね。通常、レアチーズ的なものはゼラチンがいるので面倒なんですけれど、これは簡単でええな!

まずはクリームチーズをいい感じに練っておきます。

そしてじわじわと生クリームを投入!これでほぼ完成した感じですよ!

めっちゃいいクリームできとるやんけ…!
ゼラチンのダマがないっていうのが天才過ぎる。あのダマがストレスやねんな。

ところがこの時、ゴリラは重大なミスをしていたんですね。平たく言うと、混ぜる時にゴリラパワーを使い過ぎてしまったわけです。それはさて置き、何も気付いていない呑気ゴリラはラストスパートにかかろうとしていました。

このチーズクリームをタルトに流し込んだら、あとは冷蔵庫で1時間寝かせる。そしてシャインマスカットを乗っけたら超豪華なシャインマスカットタルトの完成や!ワーイ!と思っていたんですよね…

さて1時間後、わくわくゴリラが冷蔵庫を開けると大事件が発生していました。

あれ…? えっ、クリーム全然固まってないやんけ!!

実はですね、動画の先生が紹介してくれていたクリームは、「クリームチーズをケーキ用のクリームにアレンジしちゃおう!」といった趣旨のものでして、レアチーズタルトの中身として作られたものではなかったんですよ。

つまり、ある程度クリームの形をふわふわと残しておかないとならないのに、単純バカなゴリラがクリームのふんわり感を腕力で粉々にしてしまったんですね。アホの極みです。ということで、1回クリーム撤退!!

てかめっちゃ汚ねえな!!!

奇蹟を信じて冷蔵時間を引き延ばすという方法がないわけではないんですが、しばらく考えた結果、冷蔵庫でさらに冷やしたところでリカバーは不可能であると判断したわけですね。判断が遅い!!そしてここで、ゴリラとはわりと犬猿の仲である製菓材料が登場します。

ゼラチン君です!!

※今思えば冷凍しても良かったのかもしれません。アイスケーキ風で。

実はゴリラ、ゼラチン使うの苦手なんですよ…どんなに頑張ってもどこかしらにダマができてしまうし、下手すると器の底の方でガッチガチになっている層があったりするし、もうほんとゼラチン苦手。きっとゼラチン君の方もゴリラのこと嫌いだと思います。

しかし今回ばかりは組まないわけにもいきませんから、とりあえずチーズクリーム汁でゼラチンを解いていきましょう。この時点でクリームの温度が低いから、完全にダマを消し去ることが不可能なんだよなあ…!

なんか、新たなチーズが生まれつつありますけれど頑張って混ぜていきましょう!

うーん、やっぱり若干は残っちゃうよなあ…でもここで変にレンジとかで加熱したら、それこそクリームチーズとかが変質して味に影響が出るかもしれんし、最悪生クリームが分離したりとかするよな…?

一応許容範囲だから、これでよしとしましょうか!

ではタルトにクリームを戻して、冷蔵庫でお休みしてもらいましょう。また小一時間ほど待機となります。ゴリラがアホなミスをしなければ、今頃ふわふわチーズクリームのシャインマスカットタルトを食べていたというのに…!チクショオオォ!!!

気を取り直すためにお紅茶でも飲みながら、大人しくリビングで待ちましょうか。

そしてこれは、ソファの下におやつの破片が落ちているに違いないと信じている気の毒な猫です。お前、さっき今日のおやつ全部食べたじゃん…もうおやつはどこにもないんだよ…

さて、ここでシャインマスカットタルトとは別のお菓子をご紹介しておこうと思います。実はチーズクリームが思ったよりも大量にできてしまったため、タルトに入りきらなくなったんですね。

そこで、レアチーズケーキ的なカップスイーツを作ってしまおう!と思い立ちました。

まずはコンビニで買ったゼリーに付いてたちいかわのグラスと、シャトレーゼのキャラメルナッツスコーンを準備します。なお、グラスが2つあるのは余ったチーズクリームが1つに収まりきらないからであって、ゴリラに同棲しているカノジョがいるとかいうハッピーな話ではありません。そんな子が居てくれたらスカイリム(ゲーム)の中で必死にカノジョ探しなんかしてないんだよ。

ゴリラの哀愁はさておき、次にキャラメルナッツスコーンを砕いて中に入れます!
今思ったけど、溶かしバターを混ぜたらもっとタルト感が上がったかもしれない。

そして最後にチーズクリームを注いで、こっちも冷蔵庫でお休みしてもらいましょう!

1時間ほど経ちまして、遂におシャインマスカットのおタルトの基盤が完成です!

おおおおぉぉぉ!!光にかざすとちょっとダマが残ってるけど、全然大丈夫そうやんな!ちゃんとしっかり固まっていますよ!良かった良かった、何とかリカバーがきいたぞ!

こっちのカップスイーツの方もいい感じです!

では最後の仕上げとして、このおシャインマスカットを盛り付けましょう!

ところが思ってたよりマスカットがデカすぎて、そもそも1/2カットが適切でなかった可能性が出てきました。あああああ!めっちゃタルトの上をころころしてしまう!

仕方ないのでちょっと薄く切って並べ直しました。確か4枚おろしくらいにしたと思います。これならケーキ屋さんとかでよく見る、マスカット同士がそっと上品に重なる美しいシャインマスカットタルトになるはず…!

なるはず…だったんですけれど、なんか、あの…

…これ、パッと見きゅうりのタルトに見えるんだが…

い、いや!大丈夫!ピクルスのタルトになんか全然見えてないって!
めっちゃシャインマスカット!シャインマスカットだよ!心の目で見るんだ!!

ちなみにグラスに作っていたカップスイーツの方はまだちゃんとシャインマスカットしてました。それだけはマジで良かった。ちゃんと高貴な気配するする。大丈夫大丈夫。

てか、こんなすさまじい量のシャインマスカットが盛られたチーズタルトのカップスイーツなんか絶対店売りしてないよ!あまりにも豪華すぎるぅ!!しかもシャインマスカット、まだまだボウルに余ってましたからね。

それではおシャインマスカットのおタルトを食べていきましょうか!

こんなにもシャインマスカットのが山盛りになってるタルト、市販されてることまずないぞ!見栄えはなんだか悪いけれど、量だけで言えばあまりにも豪華すぎる…!果たしてその高貴さに合うレアチーズは作れているんでしょうか…

めちゃくちゃうめええぇぇぇぇぇ!!!!

ゼラチンがちょっと心配だったレアチーズ部分ですが、全然なめらかにできてますよ!それに、何よりものすごく濃厚でしっとりしているんです。香ばしいタルト生地とすごいマッチするんだよな。そしてシャインマスカットの優しい甘味がめっちゃジューシー。

やっば…これうますぎるだろ…喜びがハンパない。

そしてこっちのカップスイーツの方も食べたんですが…

普通にうめええぇぇぇぇ!!!!!

シャトレーゼのキャラメルナッツスコーンってレアチーズに合うんやな?!これは先述のとおり溶かしバターで固めた方がよりレアチーズケーキらしさは出たと思いますが、それでも普通にうまいよ!

この手の市販のクッキーやビスケットを利用したレアチーズケーキは、ビスケットを袋に入れて麺棒で砕くことが多いんですが…あのスコーン手でほろほろっと崩れるからめっちゃ楽。しかもナッツが入ってて豪華だよな!

今年がシャインマスカットが安い年で良かった…!そうじゃなきゃ絶対せんからな、こんな贅沢すぎるタルト。そしてタルト生地が簡単にできるということを教えてくれたこの本にマジで感謝しています。もしこれ買わんかったらこんなにタルト焼くことなかったし、スーパーで果物をチェックするようになんかならんかったと思う。

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