りんごも芋もうまいんだから、逆転してもうまいに違いない。
去年からずっと遊び続けて、既に8記事ほどあげているこの本『いつものフルーツが絶品になる 型いらずの田舎風タルト』ですが、あまりにも遊びすぎてブログが追いつきません。もうそのくらいタルト焼きまくってます。確実に10枚以上は焼いてるもんな、これ!
何しろベースのタルトが簡単に作れるので、ちょっとアレンジができて使いやすいんですよね…!「このフルーツって焼けるんだ?!」みたいな発見もできて面白いもんな。
ところで以前、こんな感じのタルトを焼きました。りんごをダマンドに混ぜ込んで、サツマイモのチップスを上に乗っけたいもりんごタルトです。何故か女子にめちゃくちゃ評判が良かったという、ほっこり系タルトでした。
この時に、りんごといもが逆でもいいんじゃない?という話をしたのですが、その逆バージョンのタルトを作った時の話になります。つまり、さつまいものベースの上にりんごが乗っかっているというタイプのタルトです。これ絶対うまいと思うんだよな…!
結構手の込んだ下準備! りんごといもをいい感じに整えよう!
今回はりんごといもが本来のレシピとは逆であるため、タルトの具に関しては自分が考えた下処理をしていくことになります。結構ふわっとした感じではあるのでどうなるかは完全に未知数ですが、焼いて失敗するような感じにはしてないので大丈夫だと信じたい。
まずはりんごを切ります!
そこからお砂糖をかけてレンチンします。つまり、レンジで作る焼きりんごというか、コンポートというか、そういう感じのやつです。生のりんごのままで焼いても美味しいと思うのですが、もっと甘さをドーン!と出したかったんです。
↓仕上がるとこんな感じですが、わりときちんとした焼きりんごになってますよ!もっとがっつり甘くする場合は、バターで炒めてお砂糖で煮て…となるのですが、あれ作っていると小一時間とかかかったりするんだよな。その間にタルト焼けるがな!
今回はタルトに乗せるということでバターとか使わない感じでレンチンしたんですけれど、ちゃんと焼きリンゴ単品で食べたい!という時にはこんな感じのレシピがあるよ。
一方で、さつまいもの方は細かく切ってレンチンします。あとで潰してしまうのでテキトーでOK。なお、お好みで皮を剥くのですが、ゴリラは皮が残っている方が良かったのでそのままいきました。
レンチンが終わったらマッシャーで潰しますが、ちょっと原型残っているくらいの方がいいかもれない。若干ごろっと感のある方がいいと思ったんですよね。元レシピのダマンドのりんごもごろごろ系だったし。
そしてここで、ルピシアのいもくりかぼ茶です!
これは秋限定のお茶でして、以前にもご紹介しました。ルイボスティーがベースになっていまして、その名の通りかぼちゃやサツマイモ、くりなんかのフレーバーが入っているというお茶です。お茶として飲んでもおいしいけれど、クッキーとかケーキに入れても素敵な茶葉です。
こんな感じにいもに茶葉をまぶしたところで、具の下準備はOKです!
焼きリンゴ+紅茶+サツマイモって絶対美味しいに違いないよ!
記事中広告ちょっと欲張りすぎたかもしれない…あまりにもごろごろ過ぎるりんごいもタルト!
さて、あとはタルト生地に具をガンガン乗っけていくだけですよ!今回生地本体が結構うまいこといったんですよね。バターが冷たすぎるとダマになってしまうんですが、それがほぼないし。
でも、生地の中にたまにあるバターのかたまりのところがウマイという説もある。
そしてダマンドの方にも茶葉を混ぜておきました!タルト全体ががっつり香ばしいお茶の香りを纏うことになりますよ!でもサツマイモの方にも茶葉入っているので、ぶっちゃけこっちには入れなくても良かったのかもしれない。
前のいもりんごタルトの時にはダマンドとりんごを混ぜましたが、今回はサツマイモとダマンドをミックスしない方向性にしました。サツマイモの量が結構あるので、混ぜるとタルト自体が崩れやすくなるかな?と思ったんですよね。
そして上にサツマイモをどーーーーん!!
さらにりんごをどーーーーん!!!
先に言っておきますと、欲張ってサツマイモとりんごを大盛りにしない方がいいです!
後で大変なことになります。ていうか、もう包んだ時点でそこそこ大変なことになっています。だって、きれいに端っこまで包みきれてないんだもん!いつもと完全に違う雰囲気なんですよ!
これ絶対ヤバいよなあ…とは何となく思ったいたのですが、欲張り心が勝ってしまったのである…
ちょっと思ってたのとビジュアルが違うけど…でもこれマジで美味しいよ?!
さて、不安を感じながら焼いたりんごいもタルトですが…こうなりました。
開いて分離しちゃったwwww
タルトっていうか、ピザみたいになっちゃってるじゃん!因みにこうなってしまうことが成形の段階で予測できる場合、つまり具を入れすぎた時には、タルト型の中にタルトをどーんと入れて焼いてしまうと崩れにくくなります。タルト型を使わないタルトという触れ込みは失われるけども。
でもこれ、すごい美味しそうなんですよ!りんごががっつり焼きリンゴになっているのはもちろんのこと、ベースのサツマイモの土台も甘い香りが漂っています!
それでは実食しましょう!
これ、めちゃくちゃうまいよ?!何なら、個人的には前のいもりんごタルト(りんごベース、いもトッピング)よりも美味しいと思います。とにかくこの焼きりんごがうまいんですよ。もともと火を入れてある焼きりんごを更にオーブンで追加加熱しているんですが、じゅわっじゅわになってた。すごい味がしみているんです。
さらに、ベースになっているサツマイモのダマンドですが、いもくりかぼ茶のおかげで香りがめちゃくちゃ良く、程よいしっとりさで食べごたえも抜群です。味もおいものお菓子を食べている気分でして、ぶっちゃけこれ単品でもうまい。りんご乗ってなくてもうまいもん、これェ!
このタルトに唯一の欠点があるとすれば、形が明らかにタルトではなくピザじゃねえかという点ですが、その不格好さ以外は何も悪いことないよ!
このタルト本、レシピどおりに作るのももちろん楽しいんですけれど、「こうしたらどうなるのかな?」っていう発想もできるのがマジでいいよ!ほんと遊んでて楽しい。
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