映画情報
邦題:ドラゴンボール劇場版① ドラゴンボールZ オラの悟飯をかえせ!!
原題:ドラゴンボール劇場版① ドラゴンボールZ オラの悟飯をかえせ!!
公開年及び国:日本(1989年)
上映時間:40分
監督:西尾大介
<キャスト>
孫悟空・孫悟飯:野沢雅子
ピッコロ:古川登志夫
ブルマ:鶴ひろみ
クリリン:田中真弓
チチ:荘真由美
神様:青野武
ガーリックJr.:神谷明
ジンジャー:戸谷公次
サンショ:堀之紀
ニッキー:千葉繁
<概要>
まだサイヤ人(ベジータ)が襲来していない地球。打倒孫悟空のために1人修行に励むピッコロを怪しい者が襲撃した。ドラゴンボールを回収した彼らを率いるガーリックJr.はなんと、神様と因縁のある魔族であった。
こんな人にはおすすめ!&おすすめしない!
<こんな人におすすめ>
・アクションや戦いが観たい
・ドラゴンボールが好き、ピッコロや神様が好き
・普段戦わないキャラの戦いを見たい
<こんな人にはおすすめしない>
・昔の映画の演出技術の低さが苦手
・ベタな話は好きじゃない
・ベジータ等のレギュラーが欠けると嫌
・原作にない設定が嫌い
評価
【個人的な評価】
ストーリー
★★★★☆☆☆☆☆☆
画面映え
★★★☆☆☆☆☆☆☆
ユニーク
★★★★★☆☆☆☆☆
とても昔の映画なので、画質もストーリーも単調で迫力がないのは仕方ないところ。しかし、普段は見られない、原作にはないキャラの一面を見られる貴重な映画です!
【ネットなどでのおおよその評判】
・アクションがいい!
・敵の個性がおもしろい
・ガーリックJr.はTVアニメにも出てきた敵
・原作にない敵なのはちょっと…
・ラディッツの劣化版じゃない?
・クリリンの扱いが雑い
実はガーリックJr.はTVアニメの方にもわりと長く登場していたオリジナルの敵です。雑魚敵も個性があって面白いのですが、原作の時系列がおかしくなるので原作至上主義だと微妙に感じるかもしれません。
あらすじ
天下一武闘会で悟空に敗れたピッコロが1人で修行をしていると、突然謎の敵に襲われます。彼らはガーリックJr.一味といって、ドラゴンボールを集めて良からぬことを企んでいるのです。どうやら神様と因縁のある敵のようなのですが、彼らはドラゴンボールを集める傍ら、悟飯を誘拐してしまいました。そんな中、ついにガーリックJr.はフリーザすら叶えたことのない「永遠の命」を叶えてしまうのです。
見どころ① 普段はバトルしないキャラのバトルがみられる!
まだ戦闘員の主力であるベジータが登場していないため、この頃って戦闘力インフレがまだ起きていないんですよね。そのためか、TVアニメでも原作でもそんなにバトルをしないチチや神様が戦闘に参加します!特に神様は武闘会で人間の体を借りて戦っただけでしたが、ちゃんと本来の体で、しかもラスボスと戦うんですよね。かなりレアだと思います。
また、チチってまともに戦ったのは若い頃の武闘会で悟空と当たった時だけなんですが、劇場版とかアニメオリジナルだとちょいちょい戦うのでいいですよね。チチはおそらく、自力で修行した人間の女の子の中ではほぼ一番強いはず(ビーデルさんはサイヤ人に修行してもらっているので)。忘れがちだけど、彼女は武闘派と思い出せます。
見どころ② 悟空とピッコロの距離感がまだライバル時代
昔の映画って、ベジータが出る前であればライバル枠がピッコロさんなんですが、悟空とは距離感があるんですよね。悟空と仲良くなったのって悟飯の面倒みて人間への情を獲得した後からですから、当然そうなります。それが新鮮なんですよね、クリリンとかピッコロさんにガチでびびってますし。この頃のピッコロさんは、味方がピンチになった時「今回だけは助けてやろう」って駆けつけるクールなライバル枠みたいなもんですね。
因みに、ガーリックを1回ぶちのめした後、すぐさまピッコロさんは悟空に飛び掛かります。ラストスパートでも自分がピンチになった時、悟空に助けられても自分からその手を振りほどいたりするんですよ。原作では武闘会後の2人のライバル時代って見られないので、貴重ですね!
見どころ③ ガーリックJr.は活躍の多い敵キャラ
実はガーリックJr.は、フリーザもベジータも叶えられなかった不老不死を叶えた唯一の敵です。これ意外とすごくないでしょうか。また、キャラ的にも神様の因縁の敵でありながら、その境遇はピッコロさんに近いんですよね。
部下も、昔の劇場版にしては個性豊かでちょっとギャグ的なところもある面白い奴らだったりします。因みにガーリックJr.はなんとアニメのドラゴンボールZの方にもだいぶ長いこと登場しているんですよ。これはまた別記事で感想を書こうと思っています。
感想
昔の映画を見ていて思うのは、ピッコロさんと悟空の距離感の良さですね。悟空とは慣れ合わん!みたいな感じなのに、クリリンとか悟飯とかピンチだったら助けてくれるっていうのがベジータとはまた違うんですよね(フリーザ戦の時にはベジータも悟飯を助けてくれましたが、それとはまたちょっと違う)。
アニメ見てて思ったんですが、ピッコロさんって武闘会で大魔王というのがばれて民衆が騒ぎ出した時、すごい嫌そうな顔するんですよ。なんかこう、怒りと憎しみの混ざったみたいな。でもベジータって襲来した時、キャーって人々に騒がれても全然平気でしたよね。同じラスボス→ライバルキャラだったのに、登場の頃から人格にかなり差があるんだなって思いました。
この映画って結局時系列どうなっているんだろう。悟空が生きているのでラディッツ襲来前のはずなんですが、それにしては悟飯とピッコロさん親しいんですよ。
ラディッツ戦まで 悟空とピッコロは敵。悟飯とピッコロの師弟関係はない。
ベジータ戦まで 悟空死亡のまま。悟飯とピッコロに師弟関係。途中でピッコロが死亡、悟空蘇生。
ナメック星あたり ピッコロ死亡のまま。途中で蘇生するが、既にベジータ加入。
まあ劇場版とかアニメのGTとかは別世界線とも言われていますから、そういうことなんだと思います。そういった歴史的なところや、結局悟飯が何してもサイキョーやないかーい!というご都合主義の一面があるものの、イレギュラーで楽しいお話となっております。
その他、ピッコロさんが出る映画とか
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